北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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旧門司の坂道、坂から関門海峡と船が見えます。

海と船が見える坂道・階段-その1(旧門司)

海から見た坂道。海から見ると見つけやすい。
北九州の坂道はすごい!!!!!!
港の周辺の山や丘に住宅が建ち、そこに坂道や階段がどんどん発達しています。
これから、北九州港内にある「海と船の見える坂道・階段」を登録してゆきたいと思います。
(港で坂道の発達する理由)
江戸時代に大きな湊は、沿岸海運、内陸水運の結節点としての河口部に発達しました。
しかし明治以降、近代港湾は、富国強兵の下、大型船が入港可能でかつ静穏な海域を確保できる湾に発達しました。
その代表的な港が、旧軍関係だと、横須賀、呉、佐世保、舞鶴となり、産業・貿易港湾だと、北九州、神戸、函館などとなります。その結果これまで人が少ないところに人口が集中し、平地がないために、結果的に、山・丘の斜面に住居が建つということになります。そこには、「海と船が見える坂道」が発達します。
(北九州港では?)
北九州には、門司、大里、戸畑、八幡、黒崎、若松など明治以降発達した港に、「海と船が見える坂道」が発達しています。
(今回は?)
今回紹介するのは、旧門司にある坂道です。
船からもよく見えます。また、坂の上からは、海と船がよく見えます。
映画でもこの坂で撮影されているようです。
(坂道の見つけ方)
①実際に隈無く歩き回る。②地図やgoogle mapで目星を付ける。③船から坂道を探す。の方法があります。私は、③の方法が大好きで確実です。船から見えるものは、坂道からも逆に見えるから。
(ちなみに)
横須賀市出身、渡辺真知子さんの「かもめが翔んだ日」に「港の坂道かけおりるとき。。。」という歌詞もあります。
やはり、港と坂道は切っても切れない縁?
(最後に)
今後どんどん登録したいと思います。