日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。
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景観・まちなみのこと

小文字山と小文字焼き

雪の小文字山

小倉北区の足立山の一角に在る小文字焼きで有名な小文字山は手軽に登れる山として知られてます。
小文字山の「小」の字の部分は冬に1~2度しか雪に覆われないのですが、意外と見逃す景色なんですね。
小倉の夏の風物詩「小文字焼き」は、お盆の迎え火として8月13日の午後8時ごろから点灯され、ご先祖さまをお迎えするのですが、そもそも「小文字焼き」が始まったのは戦後間もない昭和22年に福岡県で国体が開催された時に小倉で競輪競技等があり、その選手の皆さんを歓迎する為に足立山の中腹に「小」の字を掘り込み火を燃やしたそうです。
その後、理由ははっきりしないのですが、お盆の迎え火となり現在に引き継がれ、夏の風物詩となったようです。
小文字焼きが始められた当初は下から薪を担いで登り、それを燃やして点灯したようですが、現在は一本一本竹筒に藁を詰め、灯油を入れた灯明を数百本「小」の字に並べて点灯してます。
ところで意外と知られてないのが、これらの作業はすべて地元消防団の皆さんのボランティアで、3ヶ月前から竹切り・竹筒作り・灯明作り・山の草刈りの準備後、お盆の8月13日に約30名の団員が灯明・灯油などを担いで山登り、文字型に灯明を立てて午後8時に字画順に点灯し「小」文字が出上がり迎え火となるのです。
暗闇の山の中腹にポツンと浮かぶ「小」の字、その中に多くのボランティアがその歴史を支えており、いつまでも続いて欲しい風物詩です。

小文字焼きの点灯作業

小文字焼きと小倉の夜景

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コメント

 いやいやこれは驚きました。

 さすがに山肌を燃やしてはいないと思っていましたが、こんな多くの皆さんのご苦労があったとは感動です。

 今年はしっかりと思いを持って眺めます!

幸ちゃん さん [ 2013-07-02 ]

もちろん小文字焼きの火を眺めたことはありましたが、点灯作業の様子は初めて見ました。このような作業風景なんですね。
くっきりと浮かび上がる大きな“小”の字を、こんなに多くの人が時間と手間をかけて生み出してくださっていることを初めて知りました。

それなりの大都市でありながら、多くの祭が残る北九州市は、まだまだ人の絆が残るまちなんだと思います。
この小文字焼きも、わがまち・北九州市が誇る人の絆があってこそ続いていくものなのかもしれません。

maomao さん [ 2012-02-29 ]