北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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津村島緑地

平成25年10月22日、門司区新門司北地区に
オープンした津村島緑地を訪れました。
この付近に行くたびに、広大な埋め立て地に沿った、
お堀のような周囲の海に囲まれ、
人工と自然と歴史が並びあう津村島の姿に、
とっても不思議な魅力を感じていました・・。
そんな中、新聞の朝刊記事で、この緑地が紹介されていたので、
さっそく足を運んでみると、広い芝生広場でくつろぐ家族連れや、
ウオーキングなどを行っている方々の姿がありました。
ぐるりと島を囲むような緑地は、島との距離が近く、
遠くから見ると、島は、木々の緑しか見えませんが、
近くから見ると、大きな岩がたくさんあることを知り、
これまで知らなかった、新たな自然の魅力を感じました・・。
石灰岩の採掘 ~現地案内板より~
津村島は石灰岩からなる島であったため、明治40年頃より
採掘が行われておりました。
遠くは広島県よりこの島に移住してきており、
石灰製造業や採石業者として39戸200人余りが
住んでいたとされています。
当時は爆破音等で随分にぎやかであったようです。
現在は、採掘によってできた大穴に海水が流れ込み
大きな池となっています。
出展:門司郷土叢書刊行会編 門司郷土叢書 第9巻 国書刊行会