日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。
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景観・まちなみのこと

北九州の台所・旦過市場

「市場」という響きには、どこか懐かしくて温かな昭和の薫りを感じますが、小倉を代表する市場といえば、やっぱり『旦過(たんが)市場』でしょう。「北九州の台所」とも呼ばれている市場で、観光客にも人気があるようです。
生粋の小倉っ子の私にとって、子どものころから旦過市場は地元の市場とは一線を画する特別な存在でした。母に連れられて、贈答用の果物を買いに行ったり、お盆前にほおずきを買ったりしたことを、今でも懐かしく思い出します。子どもの私にとって旦過市場は、デパートの井筒屋や玉屋とはまたひと味違う、どこかワクワクする場所でした。
旦過市場は、なにしろ店舗数が圧倒的に多くて、商品の種類も豊富で新鮮。小倉名物のじんだ煮(ぬかみそ炊き)もいろいろな味が手に入るし、ホルモン専門店や、今は珍しくなってしまった鯨肉専門店まであります。それに、お店の人も威勢がよくて、市場の端から端まで歩いてみるだけでも十分楽しい!  そんな市場は全国的にも少なくなってしまったのではないでしょうか。
今も週に一度程度は『旦過市場』に通っています。市場の中を歩きながら、野菜や魚、肉、それに惣菜や和菓子などに次々と目が移り、いつの間にか買い物袋が一杯になっていることも…。冬場は、おでんの持ち帰りがおすすめです。自宅で屋台の味を満喫できますよ。
旦過市場のいろいろな表情を知りたいなら、一度は朝昼夕とそれぞれの時間帯で買い物してみてください。特に閉店間際に行くと、あちこちで「●●円でいいよ!」という値下げの声が飛び交い、かなりお得な買い物ができるはず。
私にとって旦過市場は、いつまでも残してほしい小倉の原風景のひとつです。
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