北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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朝から晩まで賑わう北九州メディアドーム周辺

私の健康の秘訣はウォーキングだ。幸い、自宅の近くに北九州メディアドームがある。メディアドーム西側の芝生の公園(三萩野公園芝生広場)は、私と同じようにウォーキングやジョギング、犬の散歩などを楽しむ人々で、いつも賑わっている。ウォーキングの先輩である妻によると、早朝から夜までたくさんの人がいるとか。せっかくそんな場所が近くにあるのに、利用しない手はないだろう。
「どうせ三日坊主でしょ」と、妻にからかわれながら始めたウォーキングだが、もうすぐ5年目に突入。自分でも意外なことに長続きしている。きっと、この場所のおかげだと思う。
かつて、この公園には小倉競輪場があった。小倉競輪場といえば、日本で最初にできた競輪場。そう、小倉は競輪発祥の地である。
九州最大級の全天候型ドーム施設として北九州メディアドームが誕生したのは1998年(平成10年)。屋根の形状は、自転車競技用ヘルメットをモチーフにしていて、遠くからでもひときわ目を引く。競輪だけでなく、トラックの内側はアリーナゾーンになっていて、コンサートやスポーツ、文化イベントなどに幅広く対応できる。ちなみに、アリーナ席は最大15,000人分の収容能力を誇るそうだ。
話を芝生広場に戻そう。平日は早朝、休日は主に夕方、ウォーキングをしているが、一日の中でも時間によって、さらに季節ごとに様々な表情を見せてくれる周辺の景色が実に素晴らしい。特に夕暮れ時、メディアドームが夕陽でオレンジ色に染まる瞬間は必見だ。
妻によると、芝生広場のホワイトクローバーをお目当てに、みつばちが飛んでくるとか。もしかして、COLET/Ⅰ'm屋上で飼っている小倉みつばちかもしれない。そんなことを考えながらのウォーキングは、また格別である。