日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。
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自然のこと

合馬竹林公園

身近な自然で、花の開花を鑑賞する日々を楽しむなか、
あたたかく、おだやかな休日が訪れたので、
新しい季節の到来が、一層待ち遠しくなり、
小倉南区にある合馬竹林公園に、
竹林から姿を見せる“たけのこ”の様子を見に行く
ことにしました。
ほんの数週間前、この付近を通った際は、雪に覆われ、
樹氷となった景色を見たのに、この日は青空。
そんな、真冬の色や四季折々の姿を想像しながら、
同園に到着し、日本庭園のつながる路を進むと、
池にかかる木の橋の前に白い梅の花が咲いていました。
“あら、こんなところに・・、“こんにちは”。
予定外の出会いに、その梅と庭園の池にカメラを向けると、
年配のご夫婦がお二人で、その橋を渡ろうとしていたので、
通り過ぎるまで待っていようと思い、止まっていると、
先を歩いていた奥様が橋を渡りかけ、目が合ったので、
こちらから“こんにちは”とあいさつを交わしました。
すると、奥様は、にっこりとほほえんだうえ、
やさしく控えめなあいさつと、軽い会釈をしてくださりました。
その一瞬の態度に、洗練された気品と礼儀を感じ、
“あいさつ”という動作が、
最も簡単のようで、最も難しい行為だと痛感しました。
小さい頃から人にあいさつすることを親に教わり、
学校で先生や先輩などから上下関係を学び、
社会でそれを実践しておきながら、
相手の立場と自分の立場を比較した際にするあいさつに比べ、
人としてありのままの自分が、ありのままの人に
あいさつを交わすとき、まるで幼稚な姿・・。
わずかな動作で、相手の心に気持ちが響き伝わるような、
品位と礼儀ある“あいさつ”とはややかけ離れた感。
人間性とは、様々な場面でしぐさや表情にあらわれるもの、
あらためて、そんなふうに感じました。
“たけのこ”を見に来たものの、その姿はどこにも見えず、
合馬竹林公園を後にし、
青い空のもと、澄んだ水が流れる合馬川沿いを進むと、
桃色の梅の花が、こちらに向かって、
品位あるあいさつを投げかけてくれているような、
思い違いをしてしまいました。
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