日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。
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匠・技術・働くこと

柴田提灯店

平成26年6月の終わりが迫り、
まちには、しめった空気と初夏の風が入り交じり、
どこからともなく、お祭りの香りが、
漂ってきそうな感じがします。
そんななか、小倉北区にある柴田提灯店には、
出番を控えるたくさんの提灯が並んでいました。
店の前には、うち水なのか、雨上がりの水か、
乾いた小路に水たまりがあり、
店内には、
提灯1個ずつに筆を入れる職人のお姿があり、
張りつめた空気が流れていました。
このお店で、
撮影と投稿の許可をいただこうと近づきましたが、
そんな空気の流れを感じていると、
すぐさま、声をかけることができず、
少し、前で待っていると、
提灯に筆を入れた手が、休んだ時が来ました。
今がチャンスかもしれない・・。
条件反射的に、口が動いてしまい、
『前を通りかかって、お祭りの提灯に風情を感じました。
手作業で、提灯のひとつひとつに筆が入っていく姿を
写真と文によって、多くの方に伝えたいと感じました。
差支えなければ、撮らせていただけないでしょうか?』
一瞬、沈黙の空気が流れ、
職人は、再び筆を動かし始めました。
忙しくて、ダメなのかもしれない・・、
そんなふうに感じていると、
筆は動いたまま、“どうぞ”とやさしいお声が
かえってきました。
“ありがとうございます”
かつて、このまちにたくさんあった提灯店も
今はここだけ・・。
柴田提灯店3代目店主の吉野さんは、
職人としての鋭い“まなざし”と、“まごころ”をもって、
丹念に筆を動かしていました。
67感動!
52面白い
52役立つ

コメント

温度一度入ってみたいと思います。

キク さん [ 2016-06-21 ]