日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。
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景観・まちなみのこと

『わたしの小倉・オイラの北九州』 (その4・・・紫川・・・)

紫川が紫色に染まる

3年間過ごした、小倉・北九州。その中で、一番好きなところはと聞かれたら、それは”紫川”ですと答える。こんな、素敵な川はどこにもありません。本当です。どこにでも、あるように思うかもしれませんが、どこにもない小倉・北九州の宝物です。川の西側は公園・小倉城・庭園・リバーウォーク。川の東側は商店街・アーケード・モノレールそして旦過市場。よく出来てるなぁと思う。もし、両方が公園でも、視界が広がり過ぎてまとまりがないし。もし、両側が商店街でも窮屈に感じる。広がるものと、集まったもの。商店街のまとまり、安定した場所と、公園の多目的で流動的な場所が、川の両側に、いくつかの橋によって繋がり、歩く距離で自由に交流することができる。バランスがとれ気持ち良い。北側に広がる玄海灘。南側に聳える足立や小文字の山々。きれいな紫川が海と山と手をつなぐように流れている。こんな素敵な街と川がどこにあるだろうか。
金曜日、5時半、仕事が終わる。パソコンと、システムと、ひたすら鳴り続ける電話。現場で仕事してきた者には、座りっぱなしでお尻も痛い。慣れない土地の慣れない仕事に、疲れ果てる。ロッカー室で着替え街に出る。(アーッ。一週間が終わったぞぉー)。コンビニやスーパーに寄り、ビールとつまみを買い紫川に向かう。桜の木の下のいつものベンチに座る。栓を抜き、少し地面に零す。大地と一緒に乾杯だ。(お疲れさん、一週間が終わったな。)仕切られたベンチに、窮屈に寝転んで空を見上る。白い雲がゆっくりと動いていく。時間と川が静かに流れる。魚が跳ねる。アルコールが疲れを溶かしていく。小一時間、ぼんやりとちびちびやりながら、佇んでいる。葉桜を見ながら、ふと思う。紫川に降る雪が見たいな。夏が過ぎ、秋も過ぎ、そして冬がやってくる。ワンカップ片手に紫川に舞う白い雪が見たいな。人に話すと、「寒いーっ。」っていわれるけど。楽しみだ。陽は落ちて、川面にネオンが揺れ始める。さぁーて、今日はどこの店に行こうかな。街がわたしを呼んでいる。

紫川が春をうたう

お城の春。桜が咲き、鳥が舞う。

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