北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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往年を偲ぶ馬車鉄道のレリーフ

みかげ通り、長崎バイオパークに通ず

一部みかげ石が使われている(魚町交差点付近)
長崎バイオパーク インカの石積み
かつて北九州市を走っていた路面電車をおぼえてますか?
西鉄北九州線は、北九州市内の市街地を結ぶ路面電車で、
北九州本線、戸畑線、枝光線、北方線の4路線がありました。
その中でも、小倉北区と小倉南区の北方地区を結ぶ北方線は、
歴史が最も古くもともとは馬車鉄道として開業されたものだそうです。
残念なことに北方線は、1980年(昭和55年)11月2日 廃止され、
他の区間も2000年(平成12年)までに全線廃止されました。
当時は鉄道の線路に敷石として御影石を使用していたそうです。
そのたくさんの御影石どこに行ったかご存知ですか?
多くの方の思い出に残る電車や線路、そしてその敷石・・・・
かつての、北方線が走っていた道路の歩道の一部として
使用されています。
この魚町交差点から市立医療センターまでの通りをみかげ通りと
呼んでいるのです。
また、驚くべきことに、この御影石は遠く長崎の地で
新たな命を吹き込まれ
『長崎バイオパーク』の「インカの石積み」というエリアで敷石として
使用されています。
廃線時に1980年開業の『長崎バイオパーク』の建設時に渡ったそうです。
意外な繋がりですね☆
環境未来都市 北九州 この頃から、リサイクルに積極的に
取り組んでいたのです O(≧▽≦)O
もし、長崎にお出かけの際は、是非インカの石積みを探してみてください。
新たに活躍する北方鉄道の忘れ形見、
みなさんのまわりにもあるかもしれませんね。