北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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寺司合橋です。

紫川の源流を求めて 橋巡り欄干巡り第2部ー5

憩橋です。
井手原橋です。
道原から増渕ダムへの県道は両サイドから山が迫ってきて、谷間を走ります。そんな迫っている山裾の集落へつながる道に37番目の橋があります。サイクリングロード橋(正式名でありません)から見えます。童心になり、ショートカットで田んぼのあぜ道を行くことにしました。
橋の銘板は寺司合橋と書いていました。
何と呼ぶのでしょう。みなさん、読めるでしょうか。これから先にある橋の名は読み方がちょっと変わっています。欄干にひらがなで橋名を記していなければきっと間違うだろうと思います。
この寺司合橋は竣工昭和63年です。由来もわかりませんが、読み方に解があるのかもしれません。でもわかりません。呼び方・読み方は最後に記します。
38番目の橋は憩橋です。竣工昭和61年とあります。すぐそばには39番目の橋、井手原橋があります。この橋は県道にあり、昭和45年の竣工です。
憩橋は「いこいばし」と読みます。この橋の先はサイクリングロードであり、そばに県道があることなど、そのロケーションから判断するとサイクリング中、憩となるようにと名付けられたように思われます。もし、そうなら、このサイクリングロードは相当に古いものです。
この橋の欄干には黒い紐がたくさん括りつけてあり、不思議な光景です。何かの漁をしているのでしょうか。
井手原橋の欄干は古く歴史を感じます。この橋、「いでがはるばし」と呼びます。びっくりです。漢字だけなら「いでばるばし」とか、「いではらばし」だと思うのですが、「いでがはるばし」とは・・・この呼び方に橋の由来があるように思えます。
つまり、橋の周囲の景色から名付けられたものではないでしょうか。そう思うのです。
寺司合橋は「てらじごうばし」と読みます。お寺があって、宮司がいて、などと思いを馳せればまた違った楽しみが出てきそうです。