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匠・技術・働くこと

小倉の匠~思い出の時計、再び時を刻みます~

”標準”の文字見えますか?説明してくださっている小川由之さん。

お店に入るとすぐに目に入る、2メートルぐらいは
ありそうな大きな時計。丁寧に磨かれピカピカして
います。真ん中の”標準”という文字は、なんでしょうか?
ずいぶんと年を重ねていそうです。
今回は、京町の『小川時計店』さんの
小川由之さんをご紹介いたします。
「これはドイツ製の分銅式ホールクロックで
戦時中にドイツから空輸されてきたものです」
戦争中に時計を空輸?そんなにも必要
だったのかな( ̄ー ̄?)…..??
と思っていると、
「当時も時計はありましたが、ねじまき式の
ものが多く、ねじをまくときに少しずつ時間が
ずれていってしまいます。
時計店は、正確な時間を刻む分銅時計を店に置き、
まちの人に標準時を教えていたのです」
なるほど、それで”標準”なのですね。
祖父の代からめがね店を営み、昭和22年から、
時計店として創業されている老舗時計店です。
「今は洋服屋さんでも時計は買えますから
時計店も少なくなりました。でもね、そういった
お店では修理は出来ない。新しいものに替えるのも
いいかもしれない。でも大切な時計や形見の時計は
そうはいかない。直ると嬉しいですよね。
最近では、倉庫からご両親が使っていた戦前の
かぎまき柱時計が出てきた。思い出の品だから
使えるようになりませんか。といらっしゃいました。
状態はあまりよくなくて、丸い穴が楕円にゆがんで
いましたし、部品も古いので半年がかりで
なおしました。大切なものをお預かりして、また
動くようになおし、お客様に喜んでもらいたいんですよね」
とやさしく話す小川さん。別のお店で購入された時計でも
もちろん修理を承るそうです。
隣には、明るく元気な奥様がにこにこと笑っていらっしゃいました。
ご主人はどんな方ですかと尋ねましたら、
「仕事はとにかくまじめで頑固です。でも、毎年お祭ははしゃいじゃって
小倉祇園なんて大変なんです」
とウフフと笑って教えて下さいました。
まじめそうなご主人に意外な一面も(*´∇`*)
どんな品の修理でも丁寧に出来る限りのことをしたいと、
作業は始めからデジカメで撮影し、万が一にも部品の位置を
間違わないように細心の注意を払われているそうです。
信頼のおけるお店でないと、自分の大切な品を預けることは
出来ませんよね。
小倉にはこんなすばらしい匠がいます。
是非、お越し下さい。

福岡県の時計貴金属眼鏡商業協同組合から「匠」と認定されています。

京町1丁目にあります。

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コメント

小倉には、本当に素晴らしいお店や匠が、たくさんいらっしゃるんですね~♪魅力的です!!

門司っ子 さん [ 2012-08-28 ]

向日葵さん、幸ちゃんさんありがとうございます。
小川さんは、アンティーク時計など色々なところで修理出来ないといわれた時計でも
出来るかどうか見てくださるそうです。
私自身が毎回、新しいことや知らないことに触れ、感動したり驚いたりしています。
それが少しでもみなさんに伝われば嬉しいです。

中活女子部 さん [ 2012-08-28 ]

今回もまさに職人の技ですね。

小倉の匠の話しは、いつも拝見してて「ほ~っ」と声が出ます。知らないエピソードばかりで楽しいです。

ありがとうございます。

幸ちゃん さん [ 2012-08-28 ]

この「標準」という文字には、そのような意味が込められていたんですね~。
ところで、ただ時計が欲しいだけならば、新しいモノに買い替える。それもいいかもしれません…
しかし、ここで手入れる事ができるのは、商品そのものだけではなく、そのモノに刻まれた想いだったり、歴史だったりする訳ですね…感動しました。
いつもいつも、素敵なお話をありがとうございます!!

向日葵 さん [ 2012-08-27 ]