北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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4075

現在は井戸としては使用されていないようです。

小敷の太閤水

すぐ前には江川が流れています。
若松区の小敷に太閤水と呼ばれる井戸が残っています。豊臣秀吉が朝鮮出兵で肥前町の名護屋城まで行った時に、ここ小敷にも立ち寄りこの場所で休憩し、水を飲んだと言われています。その後村人はここに井戸を作り、太閤水と呼ばれるようになったそうです。それにしても、かつて若松が唐津街道の一部であったとは、まったく知りませんでした。黒田長政が筑前国主となってからは、城下町を他の大名が通過するのを嫌い、長崎街道を整備しております。その後の唐津街道は、長崎街道ほどにぎわう事はなかったようです。