松本清張記念館
■ 時風754 ■ 2012-12-20 ■ 投稿者: 高坂圭です
新聞エッセイ、2回目のご紹介です。
今回は、清張記念館について書きました。
想像を遙かに超えた芸術に出会うと、おもわず笑ってしまう癖がある。
人間ってこんなものまで創れるのか。感動のあまり心が躍り、
嬉しくなってしまうのだ。
ガウディの聖家族教会、ピカソのゲルニカ、そして、松本清張記念館を
訪れた時もそうだった。
彼の圧倒的な仕事量とその迫力に笑った。
展示の仕方もいい。美しい塔のようにディスプレイされた700冊の全著作、
誰もが人生を重ねてしまう22mの年表、信じられない資料の山、
移築された書庫にある3万冊の蔵書。42歳という遅い作家デビューから
40年。
他に類を見ない巨人の足跡に改めて驚く。
「自分はこれまで努力だけはしてきた。それは努力が好きだったからだ」と
遺言状に記した清張。こんな人間、滅多にいない。
自分の住んでいる街に清張がいた。
それだけで、勇気凛々。
この街にはいくつもの物語がある。
PS なんてことを、書いてました。
ところで皆さん、清張の作品の中ではなにが
一番好きですか?
僕はデビュー作の、或る「小倉日記」伝、です。
今回は、清張記念館について書きました。
想像を遙かに超えた芸術に出会うと、おもわず笑ってしまう癖がある。
人間ってこんなものまで創れるのか。感動のあまり心が躍り、
嬉しくなってしまうのだ。
ガウディの聖家族教会、ピカソのゲルニカ、そして、松本清張記念館を
訪れた時もそうだった。
彼の圧倒的な仕事量とその迫力に笑った。
展示の仕方もいい。美しい塔のようにディスプレイされた700冊の全著作、
誰もが人生を重ねてしまう22mの年表、信じられない資料の山、
移築された書庫にある3万冊の蔵書。42歳という遅い作家デビューから
40年。
他に類を見ない巨人の足跡に改めて驚く。
「自分はこれまで努力だけはしてきた。それは努力が好きだったからだ」と
遺言状に記した清張。こんな人間、滅多にいない。
自分の住んでいる街に清張がいた。
それだけで、勇気凛々。
この街にはいくつもの物語がある。
PS なんてことを、書いてました。
ところで皆さん、清張の作品の中ではなにが
一番好きですか?
僕はデビュー作の、或る「小倉日記」伝、です。