北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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親子で力をあわせて

鳥がさえずる緑の回廊植樹会

協力しながら斜面にも植樹していきます
北九州市若松区の響灘地区と言えば、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
日本で最初のエコタウン?風を受けて力強く回る、風力発電の風車?それとも、平成24年秋にオープンした日本最大級のビオトープ?
北九州市では、響灘地区を「低炭素」「資源循環」「自然共生」の3要素が連携した未来のまち(グリーンショールーム) として整備、情報発信するために、さまざまな事業を展開しているそうです。
そんな響灘地区で、毎年3月末に「北九州市の人っていいな」と実感するイベントが開催されます。
その名も「鳥がさえずる緑の回廊植樹会」。内容を簡単に説明すると、子どもたちが拾ったどんぐりを苗木として育て、育てた苗木を響灘地区に植栽するというものです。
なんでも響灘地区は鳥の渡りのコースにあたり、野鳥が多く集まる重要なポイントになりつつあるそうです。もちろん、植樹会が始まったのは平成18年からということですから、まだまだ鳥が木の実をついばめるほど木が育っているわけではありませんが、年を重ねるごとに木々が成長し、緑の面積が確実に増えています。
イベントには、小さな子どもから年長者まで多くの方が参加!皆で協力し合いながら、地面に苗木を植える穴を掘り、肥料と苗木を埋め、添え木をしていきます。「大きく育ってほしい」「鳥が木の実を食べに来てほしい」という子どもたちの声を聞いていると、「未来につながる良い取り組みだなぁ」と実感させられます。
植樹会など誰もが参加できるイベントの情報は、下記ホームページで告知されます。今年参加できなかったあなたも、来年は一緒に“未来の森づくり”に参加してみませんか。