北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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藍島(あいのしま)後編

北側に位置する無人島と、透き通った海を眺めたあと、
島を周回するように南の方向に歩いてみました。
周辺海域で密貿易船などの不審船を発見するため、
江戸時代に設置された遠見番所を拝見し、
道なりに歩き続けると、再び小さなトンネルの前に・・。
そこには、たくさんの猫が集まっていました。
人間に慣れているようで、えさを求めて寄りついてきます。
あいにく、何も食べ物をもっていなかったことや、
お昼時を超え、自身もお腹がへってきたため、
猫の群れに別れを告げ、歩きはじめました。
連絡船が発着する船着場の近くにある商店で、
軽食とアイスクリームを食べ、お腹いっぱいに・・。
出航時間が近づき、乗り場には、人々が集まってきました。
桟橋では、島の子ども達が誰かに向け、
別れを告げる「バイバイ~」、「またきてね~」
といった、甲高く大きな声が響き渡っていました。