戦艦大和の直衛艦旧日本海軍の駆逐艦「柳」「冬月」「涼月」の3艦の慰霊碑
3艦の慰霊碑は、洞海湾を真下に望む高塔山の中腹に建てられている。
碑文には、以下のように書かれている。
「要目ならびに兵装
冬月、涼月
排水量3500屯　長さ132m　幅26m　速力　33ノット　乗員450名
10糎高角砲8門　25粍機銃60挺　魚雷発射管4連装１基
柳
排水量1500屯　長さ98m　幅9.35m　速力　28ノット　乗員280名
12.7糎高角砲3門　25粍機銃20挺　魚雷発射管4連装１基」
「戦歴概要（一部、省略）
冬月
昭和19年5月25日　舞鶴海軍工廠にて竣工
昭和19年6月　　　　大東島父島方面いて、輸送作戦に従事
殊勲を立てる。
昭和19年１０月　　　御前崎沖合いにて、作戦行動中敵潜水艦
の雷撃を受け、前部中破
昭和２０年４月　　　沖縄特攻作戦に僚艦涼月とともに大和の直衛艦
として出撃奇跡の生還を果たす。
昭和２３年９月　　　涼月、柳とともに若松港の防波堤となる。
涼月
昭和17年１2月29日　長崎三菱造船所にて竣工
昭和２０年４月　　　沖縄特攻作戦に僚艦冬月とともに大和の直衛艦
として出撃米艦載機約400機の猛攻を受け、
前部を大破後進にて佐世保生還。
柳
昭和20年１月18日　大阪藤永田造船所にて竣工
昭和２０年７月　　　　津軽海峡において、米艦載機百数十機の攻撃を
受け、艦尾を大破大湊港外に擱坐。