北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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夏の朝(新門司北)

門司区の新門司北にある周防灘に面する埠頭から
夏の朝の姿を撮影しました。
梅雨の間、お預けとなっていた太陽を見たくなり、
午前5時に、ここにきました。
空は明るく、風も波もほとんどありませんでしたが、
水平線付近に厚い灰色の雲があり、
これが、昇る陽を遮ってしまいそうで、気がかりでした。
しばらくの間、じっと待つことにし、周囲を見ていると、
“じゃぼん”、“ばしゃっ”という音が波から聞こえたため、
なんだろうと思い、水面を凝視していると、
魚が、海面から勢いよく跳ね上がり、
宙を飛んで、水面に潜ってゆきました・・。
上空からは、“きぃーん”という音が響き、
始発の飛行機が、雲のない空を高々と飛んでゆきました。
そして、午前5時45分。
厚い灰色の雲の上部を金色に変え、太陽が姿を現しました。
風や波は、なんら変化がなく、
それまで、涼しい朝の空気が流れていましたが、
その瞬間、
肌があぶり焼かれるような、激しい熱気が流れてきました。
自然をカラダに感じ、
夏の日差しが、日の出とともに力強いことを実感しつつ、
数カ月後には、この日差しが恋しくなるように思えてきたため、
今日も、“スタミナ”つけて、
がんばろうと心に決めました・・。