北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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若戸大橋

若戸大橋をバックに昇る太陽を撮影しました。
秋の朝、新門司地区で水平線から昇る太陽を見たことによって、
この橋を照らす明け方の太陽を見てみたくなり、
午前5時半、上空が真っ暗なうちにスタンバイを行い、
夜が明けるのを待つことにしました。
日の出の時刻が遅くなりつつあるこの頃ですが、
午前6時18分を過ぎると、上空は明るいオレンジ色になり、
いよいよ、時が迫ってきたことを知らせてくれ、
遠くに見える山頂付近は、急激にまばゆくなり、
じっと見つめていることが辛くなります・・。
なかなか、姿を現さない太陽。
それでも、じっと待っていると、午前6時27分。
“ちらりっ”とした姿を確認・・。
ここで、あせりをなくし、平常心を取り戻すため、
その場で、深く、深く、ゆっくりと長い深呼吸をし、
息を殺し、落ち着いてシャッターボタンを押しました。
頭を出した時から、ぐんぐんと昇り続ける太陽、
その光によって、かがやきを増す若戸大橋とこのまち。
時を止めたくなるような瞬間でしたが、それは無理・・。
わずかな時間帯の景色ですが、
早起きしたことが、とっても得したような
そんな、小さなしあわせを感じることができました。