火野葦平文学碑
■ 時風161 ■ 2012-03-16 ■ 投稿者: 九州若松
高塔山の展望台から少し離れた所に、火野葦平文学碑があります。葦平の死去した年、昭和35年8月1日に除幕式が行われました。葦平の命日1月24日に近い日曜日には、今でもここで葦平忌が行われています。
「泥によごれし背嚢に
さす一輪の菊の香や」
と、葦平の詩の一部が刻まれています。この後には
「異国の道を行く兵の
眼にしむ空の青さかな」
と続きます。13回忌にあたる昭和47年、遺族によってその死が自殺であることが発表されました。
「死にます。
芥川龍之介とはちがふかも
知れないが、或る漠然とした
不安のために。
すみません。
おゆるし下さい。
さやうなら。
昭和三十五年一月二十三日夜 十一時
あしへい」
「泥によごれし背嚢に
さす一輪の菊の香や」
と、葦平の詩の一部が刻まれています。この後には
「異国の道を行く兵の
眼にしむ空の青さかな」
と続きます。13回忌にあたる昭和47年、遺族によってその死が自殺であることが発表されました。
「死にます。
芥川龍之介とはちがふかも
知れないが、或る漠然とした
不安のために。
すみません。
おゆるし下さい。
さやうなら。
昭和三十五年一月二十三日夜 十一時
あしへい」