北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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サブカルチャー集合っ!

アニメ好きにはたまらない施設が2012年、小倉にオープンしました。「あるあるCity」です。以前「ラフォーレ原宿小倉」が入っていたビルが、丸ごと漫画をコンセプトにした「あるあるCity」に生まれ変わったんです。
5階・6階は「漫画ミュージアム」になっていて、5階は企画展示室、6階は常設展示室です。常設展示室の閲覧ゾーンでは約5万冊の漫画を自由に読むことができます。これってすごくないですか?
また、閲覧ゾーンの一角のイベントスペースでは、週末に「漫画教室」や著名漫画家のトークショーなどが行われています。将来、ここから、松本零士さんのような漫画家が誕生するかもしれませんよ。僕が子どものころに「あるあるCity」のような施設があれば、もしかして人生が変わっていたかも…。そんなことを考えると、今の子ども達がちょっと羨ましくなります。
出店テナントはアニメ・漫画・アイドルなどのサブカルチャーに特化しているのが、「あるあるCity」最大の特徴です。「まんだらけ」「アニメイト」「メロンブックス」「ゲーマーズ」「らしんばん」「カードラボ」といったアニメ・同人ショップやキャラクターグッズ専門店が集結し、7階には吉本興業の「あるあるYY劇場」が入っています。
この「あるあるCity」の誕生によって、JR小倉駅北口の人の流れが変わったような気がします。サブカルチャーの吸引力は、やっぱりすごい。
もともと、北九州市は松本零士さんをはじめ多くの漫画家を輩出してきたまちですが、「あるあるCity」が日本の、そして世界のサブカルチャーの聖地になる日も、そう遠くないかもしれません。いや、ぜひそうなってほしいものです。
漫画やアニメにはあまり興味がないという人も、ぜひ一度、「あるあるCity」をのぞいてみてください。きっと新しい発見があると思いますよ。