小竹の白山神社
■ 時風176 ■ 2012-03-23 ■ 投稿者: 九州若松
小竹の白山神社は山鹿城主麻生兵部大輔が、宇都宮の白山権現を勧請したと伝えられているそうです。白山山頂にある上宮が白山神社、中腹にある下宮が熊野神社ですが、両宮共通称白山神社と呼ばれています。元々神仏習合であったため、江戸期までは境内に安養寺がありました。明治になって神仏分離令が出され、安養寺は廃寺となりました。この時康暦二年(1380)の追銘がある銅鐘は、島郷八十八ヵ所の札所である阿弥陀堂に安置されましたが、昭和45年(1960)に盗難にあい、現在も行方不明です。もしどこかに現存しているのなら、是非とも返していただきたいものです。