貫のお祓い
■ 時風178 ■ 2012-03-24 ■ 投稿者: 九州若松
貫の荘八幡神社の春祭り「貫のお祓い」は、北九州市に春を告げるお祭りです。関ヶ原の合戦後、豊前小倉の領主となった細川忠興は、宇佐神宮の放生会を復活させたと言われ、その時にこの神社でも放生会を復活させたそうです。現在では「貫のお祓い」として、とりおこなわれています。細川家にゆかりがあると伝えられているのに、神輿には小笠原家の家紋がついています。現在の祭りの形成には、小笠原家が深く関与しているのかもしれませんね。昨今では車に乗せる神輿も多いのに、ここの3台の神輿は、急な坂道の参道を一気に駆け上っていきます。派手な山車こそありませんが、神幸祭の本質を今に伝える貴重なお祭りです。