北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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完成当時は東洋一の夢の吊橋といわれた「若戸大橋」

82年前の今日の出来事が若戸大橋建設のきっかけに

昭和5年4月2日、若松恵比寿神社の春季大祭の初日に、73名の水死者を出すという若戸渡船転覆事故が発生しました。
ちょうど82年前の今日の出来事です。
若松側渡船桟橋を出た第一わかと丸が、桟橋から40mも離れていない場所で一瞬にして沈没したのです。
この事故をきっかけに若戸連絡の話が湧き起こり、日中戦争や太平洋戦争の影響で計画は延期されましたが、事故から32年後、地元関係者の努力が実り、東洋一の吊橋「若戸大橋」が完成したのです。