北九州市と言えば工業都市のイメージが強い都市ですが、中心街から数十分圏内に自然を満喫出来る海も在れば山も在る自然に囲まれた都市でもあります。
そんな中でも、小倉北区の足立山の裾野に在る足立公園は森林に囲まれた自然いっぱいの公園で、一角に在る赤松林は市内屈指の広さと美しさで、意外と知られてないのですが1986年に林野庁が制定した「森林浴の森100選」にも選ばれており、多くの市民が森林浴を楽しんでます。
自然に生えたものか、何時頃植えられたものか分かりませんが、戦時中は松脂油を採るために利用されていたようで、昭和20年代には多くの赤松に傷が痛々しく残っていました。
その後は雑草に覆われ赤松林に入るのはきのこ狩りの人くらいでしたが、緑化整備で公園化され森林浴を楽しめる美しい赤松林となりました。
以前、赤松林の中にアーチ状の森の音楽堂のような施設もありましたが、現在は埋立てられています。
赤松林駐車場も整備され、春には桜を楽しむ観光客、夏には赤松林を抜けて足立山に向かう登山客、秋には園内の紅葉を楽しむ観光客と、足立公園の基点となる森林浴の森100選の赤松林、たまには都会の喧騒から離れて訪れてみませんか。