北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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門司港ホテル

8月もあと数日で終わろうとしているのに、
太陽のお顔をみることが少なく、
すっきりとしないお天気が続いているためか、
なんとなく、いつもの調子がでません。
鏡の前に映る自分を見てみると、
相変わらず、さえない顔・・。
だけど、少しやせたかも?
やや期待して体重を計ると、
うれしいことに、減っていました。
こんなことで、その日の気分が変わるのが不思議です・・。
そうだ、バーゲンセールの残り物を眺めて、
もっと福が来ることを祈ろう!
そんなことを思い立ち、
洋服屋さんへと足を運んでみると、
夏物が品薄になりかけているなか、
やさしいベージュ色をしたスーツをみつけました。
いまの季節に生える“さらりとした生地”、
大人のOFFを満喫できそうなスマートな雰囲気。
なかなか素敵・・。
売れ残りなのか、サイズは豊富にあります。
でもお値段が高そう・・。
値札を手にとると、えっ、ひと桁違う、
数万円のものが、ほんの数千円へと桁落ちしています。
どうしよう、とりあえず試着、
試着室の鏡の前に映る自分の姿は、
それなりにいい感じ・・。
これを着て外を歩く姿を想像すると、
いつもの調子が出てきました。
さっそく、どこに着ていくか考えているうちに、
ついこないだ、海と山と空を眺めた帰りがけ、
イタリアの建築家が手がけたホテルのレストランに
普段着で立ち寄った際、
気品が漂う方がランチをしている姿を思い出したので、
これを着て、門司港ホテルに行くことを決めました。
海峡を前にしたホテルには、
普段着で気楽に立ち寄っても、
フォーマルな装いで行っても、
いずれも、
あたたかく受入れられているといったことを実感します。
上質なOFFを過ごしたいと願う方々に
ぜひとも、訪れていただきたいなって感じました。