冬の夜空一面が、
ミッドナイト・ブルーに染まり…、
月や星が光りを放ちながら、
長い夜が終焉に近づこうとする頃、
暗い幕があがるように、
空の色が藍色…、すみれ色と…、
ゆっくりと、変化を遂げ始めました。
中央に位置する
大きなペーパーミントグリーンのアーチ周囲には、
両側から黄色いランプが、
滑走路のように、
空港へと誘導してくれます…。
たなびく雲は、ゆっくりと流れ、
真冬なのに、穏やかな朝…
その訪れの瞬間をじっとこの目で見ていると
スターフライヤーの機体が
白色フラッシュを流れ星のように光らせ、
下から上に向かい、
舞い上がってゆきました…
“わたしをどこかに連れて行って…”
お出かけすることがずっと出来ずに、
いつも発していた “心の声”
このまちの夜明けが、
わたしのことをやさしく誘ってくれました…
ありがとう・・・