北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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最近は電飾にLEDが主流となりつつある

前田祇園

場内のSPが邪魔で一緒に写ってしまいました
男一匹、正装は身を引き締めます
八幡東区前田地区に古くから伝えられている前田祇園山笠は、仲宿八幡宮の祭礼(正確には、昭和36年、同社に合祀された八束髪神社の祭礼)に奉仕する氏子の山笠行事です。
その起こりは、室町時代初期、この地方を支配した麻生氏が、花尾山麓の広河原(のちの祇園原)に八束髪神社を建立し、領内の除疫、豊穣を祈願して京都八幡神社のスサノオノミコトを勧請し、祇園会を行ったことに由来するといわれています。
山笠の形態は、明治時代中期までは笹山笠、同時代後期からは人形飾山笠も作られるようになりました。
祭礼の一週間前に行われるお潮井とりの行事がすむと笹山笠で地区内を巡行し、そのあと人形飾山笠に衣替えして御神幸に随従します。御神幸には、一番山笠・二番山笠・本宮山笠の3山笠が、仲宿八幡宮から神輿に従ってお旅所(旧八束髪神社跡地)まで、おくりだしをします。
そこで山笠は神輿と別れ、それぞれの地区を巡行します。
最終日の夜には、集団山見せ(山笠競演会)が行われます。祇園囃子は「据えばち・練りばち・追いばち」の3種で、大太鼓・小太鼓・鉦の楽器を用い、ほら貝を用いる時もあります。
八幡東区(記事抜粋)