北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

現在の登録件数

4052

天籟寺の盆踊

馬寄踊り

木屋瀬盆踊(通称宿場踊)
藍島の盆踊
まだ、梅雨入りもしていないのに、盆踊の話で申し訳ありませんが。
北九州市内には県の無形民俗文化財の木屋瀬盆踊(通称宿場踊)や
市指定の野面の盆踊、前田の盆踊、藍島の盆踊、天籟寺の盆踊、
能行の盆踊、楠原踊などが、先人のみなさんや現在、継承している方の
おかげでお盆には各地域で亡くなられた方をお慰めされているようですが、
今年、3月に北九州音頭の振付の件で知り合った方が、現在、
門司区馬寄地区の有志による「馬寄踊り保存会」の一員として
頑張っているとのことで、この「馬寄踊り」について、この有志の方の
お手紙の文章にて、みなさんにお伝えしようと思います。
馬寄(まいそう)の地名の由来と馬寄踊りの起源とは同じ神功皇后伝説に
起源していると言われています。それによると仲哀天皇のお后の
神功皇后が三韓(今の韓国)と戦をするために九州の九カ国に勅令を
出して軍馬を集め訓練をされた土地が「馬寄」と、名付けられたと
言い伝えられています。その時、村人たちが皇后さまの旅情をお慰めしようと
御前で踊ったのが「馬寄踊り」の始まりと言い伝えられています。
一度はこの踊りもすっかり姿を消したそうですが、昭和50年ごろから
復活し始め、57年に馬寄地区の有志により「馬寄踊り保存会」が
結成されました。