北九州市 時と風の博物館

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森鷗外の文学碑:勝山公園(文学碑)

〇 森 鷗外文学碑
森 鷗外(もり おうがい)… 文久2年 – 大正11年(1862-1922) 小説家、軍医。本名 森 林太郎[もりりんたろう]。山口県津和野町生まれ。明治32年(1899)6月から35年3月まで、小倉城大手門広場に司令部があった旧第十二師団の軍医部長として小倉で勤務していた。 小倉を舞台にした『鶏』、『二人の友』、『独身』の小倉三部作がある。代表作『山椒大夫』、『阿部一族』など。この碑は、森鷗外生誕100年を記念して建てられました。
《出典:轟 良子著・「北九州文学散歩」》
・ 短編【鶏】は、書き出しが、『石田小介が少佐参謀になって小倉に着任したのは六月二十四日であつた。』で始まり、作中に鍛冶町や室町の名が出てきます。
・ 短編【二人の友】は、書き出しが、『私は豊前の小倉に足掛四年ゐた。』で始まり、作中に鍛冶町や馬借町の名が出てきます。
・ 短編【独身】は、書き出しが、『小倉の冬は冬といふ程の事はない。』で始まり、作中に常盤橋や大門町、金田町の名が出てきます。