北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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カンムリカイツブリ:カイツブリの一種で本州以南では留鳥です。冬の間は池や川でよく見る事がありますが、暖かくなるとなかなか姿を見せません。生息地は紫川上流の別な場所にありそうです。

勝山公園の野鳥たち:紫川の水鳥(1)

(参考写真)紫川での写真ではありませんが、カイツブリの若鳥です。いつも冬には姿を見せる金比羅池で職員が撮影しました。
カワウ:日本では主に海鵜(うみう)を捕獲し調教して鵜飼いに用います。日田の鵜も海鵜だそうです(出典:日田温泉旅館組合HP)。さて、鵜は、魚をそのまま飲み込むため、人からの言葉をよく考えずそのまま信じ込んでしまうという意の「鵜呑みにする」という言葉の語源になった、と言われます。写真の鵜は、くちばしの黄色い部分の口角の形からカワウと判断しましたが、お詳しい方からのコメントをお願いいたします。
写真提供:奥野通さん
展示した写真は、一昨年(平成28年)12月から昨年(平成29年)2月までの間にグリーンエコハウス前や井筒屋前の紫川護岸で撮影された水鳥たちです。寒い冬の冷たい風に背を丸めて歩きがちですが、紫川に目をやるとこうした水鳥を目にする事が出来ます。なお、国外からも国内でも南下や北上せず、日本国内で一年を通じて限られた地域に生息する鳥たちを留鳥(りゅうちょう)と呼びます。