北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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わかちく資料館全体写真  後には若戸大橋

わかちく史料館-市内の博物館で最高の部類、かつ民間博物館

夕暮れどきり若松港(石垣護岸地区)
戦前若松築港が若松港を管理した名残。ここで船を見張って入港料を取る。
今回紹介するのは「わかちく史料館」
この史料館は史料館と称するものの、北九州市内にある歴史系、人文系、技術系博物館の中では、最も充実しているものの1つでしょう。。
そして、公立博物館では無く、なんと民間博物館
さらに、なんと無料。
なんということでしょう。
是非皆さん行ってみて下さい。
この史料館は、若築建設が、平成9年に開館したものです。
若築建設は今では、建設会社ですが、明治22年に「若松築港会社」として、若松港の整備に着手し、昭和13年に県に若松港を譲渡するまで、若松港の整備・管理を行っていました。まさに民営港湾でした。
その名残は、若戸大橋の若松側の水際線、わかちく史料館のすぐ近くの「港銭収入所船舶見張所」がら伺うことが出来ます。
さて、博物館の内容です。
・洞海湾の埋立の歴史、港や石炭産業と関わる展示、さらには、若松地区の暮らしなど、写真や書類、図面等などでわかりやすく説明されています。
まさに、「若松・洞海湾歴史博物館」といってもいいほどの内容です。
またまだ整理できていない資料も多数あるとか、若松区そして北九州市の財産であり誇りに思うべき施設だと思います。
是非一度行ってみて下さい。
9/11(火)
追加情報
9/9JRウォークにおいては、若戸トンネルのコースに「わかちく史料館」も入っていました。当日は多くの人が訪れたことでしょう。
また、今日の西日本新聞に、「若戸トンネル―未来を開くその軌跡-」の企画展の記事が載っています。
私、9/9に行ってみましたが、その中では、「若戸トンネル」の工事の記録と、「沈埋トンネル工法」の歴史が展示されていました。戦前の「洞海湾沈埋トンネル計画」との関係もわかりおもしろく整理されていました。
10/14鉄道記念日まで展示されるそうです。
是非訪れてみては如何でしょうか?
9/9の若戸大橋と史料館の写真をコメントに添付します。