県内最大級の公孫樹(いちょう)
■ 時風040 ■ 2012-02-09 ■ 投稿者: 向日葵
列車に揺られ、ゆらゆらと…。
本日は、JR呼野(日田彦山線)にて下車してみる。
これは、北九州市内の列車に揺られ、各駅下車したらみえてくる、「まち」のレポートである。まず列車を降りたらやるべき事がある。それは、ホーム看板の撮影。なかなか、あじのある看板を写真に収め、まずはにんまり♪
ここは、JR小倉から列車に揺られ、南下すること30分程の場所。山々に囲まれ、緑葉が美しかったことを覚えている。暑い…暑い…真夏のある日。
ここから見える景色は、北九州市内の景色とは思えぬ程、自然豊かなのだ。そして、都会とは違い、ゆったりとした空気の流れを感じる。都市機能を備えつつも、人工的ではない本来の自然の姿をもあわせ持つ、わがまちの懐の深さに感動する。
まち歩きは、ただただ歩くだけで楽しいものだ。はじめて訪れる地のまち歩きは尚更である。あの角を曲がると何があるのだろう、そう思うだけでわくわくもの!何かすごいものがある必要はない、何もなくても良い、些細な見慣れぬものに、心惹かれ、感動したりする。
そうこうしている内に、緑の小道を抜け、神社に辿り着いた。
「大山衹(おおやまづみ)神社」。そこに、1本の巨大の樹木がそびえたっていた。イチョウの樹である。樹高30.7メートル、胸高幹囲8.5メートルのこの樹木は、昭和37年7月26日付にて「大山衹神社の公孫樹(いちょう)」として県指定天然記念物に指定されている、とのこと。これは、福岡県内最大級のものだ。
こんな立派なイチョウの樹が、わがまちに存在していたとは、知らなかった。
これまで幾多の困難を乗り越えてきたイチョウの樹は、樹勢が衰え、平成7年および9年、二度に渡る本格的な治療を受け、再び蘇った。現在も、数多くの銀杏を実らせ、懸命に生きているのだ。
そんなイチョウの樹に手のひらを合わせてみると、壮大なエネルギーを感じた。耳をあててみれば、これまで、この樹が見つめ、聴いてきたモノたちの声を感じる気がした。この樹は、どれだけのモノを見、聴いてきたのだろうか。
自然の力強さ。そして、それらを支え、守り続けてきたこのまちの人々の信念。
「自然」と「人々」、彼らの美しさに感動し、また勇気をもらう、そんな旅となった。
本日は、JR呼野(日田彦山線)にて下車してみる。
これは、北九州市内の列車に揺られ、各駅下車したらみえてくる、「まち」のレポートである。まず列車を降りたらやるべき事がある。それは、ホーム看板の撮影。なかなか、あじのある看板を写真に収め、まずはにんまり♪
ここは、JR小倉から列車に揺られ、南下すること30分程の場所。山々に囲まれ、緑葉が美しかったことを覚えている。暑い…暑い…真夏のある日。
ここから見える景色は、北九州市内の景色とは思えぬ程、自然豊かなのだ。そして、都会とは違い、ゆったりとした空気の流れを感じる。都市機能を備えつつも、人工的ではない本来の自然の姿をもあわせ持つ、わがまちの懐の深さに感動する。
まち歩きは、ただただ歩くだけで楽しいものだ。はじめて訪れる地のまち歩きは尚更である。あの角を曲がると何があるのだろう、そう思うだけでわくわくもの!何かすごいものがある必要はない、何もなくても良い、些細な見慣れぬものに、心惹かれ、感動したりする。
そうこうしている内に、緑の小道を抜け、神社に辿り着いた。
「大山衹(おおやまづみ)神社」。そこに、1本の巨大の樹木がそびえたっていた。イチョウの樹である。樹高30.7メートル、胸高幹囲8.5メートルのこの樹木は、昭和37年7月26日付にて「大山衹神社の公孫樹(いちょう)」として県指定天然記念物に指定されている、とのこと。これは、福岡県内最大級のものだ。
こんな立派なイチョウの樹が、わがまちに存在していたとは、知らなかった。
これまで幾多の困難を乗り越えてきたイチョウの樹は、樹勢が衰え、平成7年および9年、二度に渡る本格的な治療を受け、再び蘇った。現在も、数多くの銀杏を実らせ、懸命に生きているのだ。
そんなイチョウの樹に手のひらを合わせてみると、壮大なエネルギーを感じた。耳をあててみれば、これまで、この樹が見つめ、聴いてきたモノたちの声を感じる気がした。この樹は、どれだけのモノを見、聴いてきたのだろうか。
自然の力強さ。そして、それらを支え、守り続けてきたこのまちの人々の信念。
「自然」と「人々」、彼らの美しさに感動し、また勇気をもらう、そんな旅となった。