北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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昭和9年完成の愛宕橋です。78年の永きにわたり板櫃川を架かっています。

橋の欄干 板櫃川版3 愛宕橋、昭久橋、境橋

昭久橋です。名のいわれはなんでしょうか?
戸畑との幹線道路、多くの車・人が渡っています。これからも続くでしょう。
9番目の愛宕橋は昭和9年完成とあります。名は愛宕山からとったのでしょう。橋の位置から、山と山をつなぐ橋であったと思われます。
私が昭和22年生まれですから、貴重な歴史モノの橋です。全部の橋を確認していませんが、おそらく古さは、一、二番でしょう。橋の幅は狭く、軽自動車なら通れるかのしれませんが、コーナリングも難しそうでほぼ人専用の橋です。
この愛宕橋のやや下から河川敷遊歩道が始まります。紫川の河川敷と違い、橋の下も通れるのが特徴でしょうか。川も浅く、水も澄み、小魚・野鳥も多く、気持ちが和む遊歩道と言えるでしょう。ただ、雑草が若干多いのが難点でしょうか。
この遊歩道は八幡東区まで、およそ、2.5kmも続きます。
10番目は人専用の橋です。昭和44年完成、銘板は金属製でかなりサビが出ており、近づかないと字も読めません。残念ながら、橋の名のいわれもわかりません。
この橋は、東芝北九州工場と川向こうの寮と結ぶ橋として、多くの寮生が通っていました。東芝北九州工場も今年、閉鎖することが決まっています。さみしい思いでいっぱいです。
11番目の橋は境橋と言い、戸畑線の幹線道路にあります。下到津から井堀を抜け、戸畑につながっています。
昭和36年完成とかなり古い橋です。橋の名の境は何の境なのでしょうか?橋のたもとには地蔵さんが祀られ、ろうそくの火と線香のけむりが流れていました。
革の近くには小倉工業高校があり、通った生徒たちにとって、懐かしむ橋のひとつでしょう。でも、橋の名は知らないでしょうが・・・