八幡大空襲
■ 時風552 ■ 2012-08-08 ■ 投稿者: 九州若松
長崎の原爆は当初小倉に投下予定だったそうですが、天候不順のため急遽長崎に変更されたそうです。有名なエピソードですが、前日の8日に八幡大空襲があった事は、あまり知られていないようです。この時風に流された焼夷弾が若松市街地を襲った事は、更に知られていないようです。西本町一帯、藤ノ木東二島方面、浜埋立地が攻撃を受け、死者81名、重傷者43名、全焼家屋926戸等の被害があったそうです。この時若松機関区から消防機関車9610が出動し、古前鉄道青年寮に放水して焼失を防いだそうです。昭和49年に門鉄が発行した「九州の蒸気機関車」にそのエピソードが掲載されています。「民家から逃げ出した15才くらいの娘が炎に恐れて、ポロポロ涙を流していた姿が印象に残っている」ともあります。近くの某金物店も全焼し、とけた金物が固まって残っていたそうです。