もう1つの若戸大橋
■ 時風060 ■ 2012-02-10 ■ 投稿者: 南の島のサンゴ
若戸大橋は、総事業費51億円、3年半の工事期間を掛けて昭和37年9月に完成した。
橋の全長2.1km、吊橋部627m、主塔間367m。
完成当時は、その規模において「東洋一」を誇り、日本の橋梁技術の粋をあつめて完成したことに、大きな意義があった。
その後、建設された関門橋や平戸大橋、明石海峡大橋などに若戸大橋の建設技術が活かされている。
このように、技術的価値を有する若戸大橋のたもとには、大橋建設で犠牲となった10名の御魂を慰霊する碑が置かれ、次のような詞が刻まれている。
″ 美しい空と水の間 鴎飛ぶ橋と 海の涯ゆく百千の船を
見守りながら 十の御魂が眠っている
悲しいもの 強いもの 美しいもの
展けゆく未来の象徴 世紀の橋に賭けた 尊い生命の歌は
清らかな こだまとなって 永遠に鳴り響く
御霊よ 安らかに ″
若松出身の芥川賞作家 火野葦平の実弟 玉井政雄氏の作である。
建設から50年。市民の暮らしに貢献してきた若戸大橋は、歴史的遺産となり、文化遺産にもなった。
これからも、50年100年と地域に引き継がれていく「若戸大橋」を、永遠に見守っていてほしい。
橋の全長2.1km、吊橋部627m、主塔間367m。
完成当時は、その規模において「東洋一」を誇り、日本の橋梁技術の粋をあつめて完成したことに、大きな意義があった。
その後、建設された関門橋や平戸大橋、明石海峡大橋などに若戸大橋の建設技術が活かされている。
このように、技術的価値を有する若戸大橋のたもとには、大橋建設で犠牲となった10名の御魂を慰霊する碑が置かれ、次のような詞が刻まれている。
″ 美しい空と水の間 鴎飛ぶ橋と 海の涯ゆく百千の船を
見守りながら 十の御魂が眠っている
悲しいもの 強いもの 美しいもの
展けゆく未来の象徴 世紀の橋に賭けた 尊い生命の歌は
清らかな こだまとなって 永遠に鳴り響く
御霊よ 安らかに ″
若松出身の芥川賞作家 火野葦平の実弟 玉井政雄氏の作である。
建設から50年。市民の暮らしに貢献してきた若戸大橋は、歴史的遺産となり、文化遺産にもなった。
これからも、50年100年と地域に引き継がれていく「若戸大橋」を、永遠に見守っていてほしい。