めかり公園第二展望台
■ 時風753 ■ 2012-12-17 ■ 投稿者: 高坂圭です
昔、新聞に書いたエッセイが出てきましたので、
こちらに掲載していきますね。
めかり公園第二展望台
旅に出たいが時間がない。そんな時は門司港に向かう。
めざすのは夕暮れ前のめかり公園第二展望台。
某ウィスキーのCMであの美人女優が佇んだ場所だ。
ここの一番右のベンチが特等席だ。
座ってぐるりと周囲を見渡すだけで門司港の街や関門橋が一望できる。
そして何より素敵なのは、このベンチのほぼ正面に夕陽が沈んでいく
のだ(季節によって変わるが、おすすめは夏)。
その時を静かに待つ。
やがてゆっくりと太陽が沈んでいく。
行きかう船も、海も、橋も徐々に茜色に染まっていく。
目の前の大きな夕陽が身体中を包み込む。
類い希なる美しさにしばし言葉を失う。
心は解き放たれ、いつもの日常が遠のいていく。
「港に生まれ育つ者は、居ながらにして日々異郷を旅している」
ふと、藤原新也の写真集「少年の港」の一節が浮かぶ。
門司港に来ると、旅したときのようなせつない感傷がよみがえる。
なんて感じで書いてみました。
まだ「時風」ができる前の依頼だったので、何年前になるのかなぁ。
西日本新聞に確か5つほど書いた記憶があるので、
他のも徐々に載せますね。
こちらに掲載していきますね。
めかり公園第二展望台
旅に出たいが時間がない。そんな時は門司港に向かう。
めざすのは夕暮れ前のめかり公園第二展望台。
某ウィスキーのCMであの美人女優が佇んだ場所だ。
ここの一番右のベンチが特等席だ。
座ってぐるりと周囲を見渡すだけで門司港の街や関門橋が一望できる。
そして何より素敵なのは、このベンチのほぼ正面に夕陽が沈んでいく
のだ(季節によって変わるが、おすすめは夏)。
その時を静かに待つ。
やがてゆっくりと太陽が沈んでいく。
行きかう船も、海も、橋も徐々に茜色に染まっていく。
目の前の大きな夕陽が身体中を包み込む。
類い希なる美しさにしばし言葉を失う。
心は解き放たれ、いつもの日常が遠のいていく。
「港に生まれ育つ者は、居ながらにして日々異郷を旅している」
ふと、藤原新也の写真集「少年の港」の一節が浮かぶ。
門司港に来ると、旅したときのようなせつない感傷がよみがえる。
なんて感じで書いてみました。
まだ「時風」ができる前の依頼だったので、何年前になるのかなぁ。
西日本新聞に確か5つほど書いた記憶があるので、
他のも徐々に載せますね。