北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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僧 清虚の像

部埼灯台の足元の海岸に10mくらいの白い像があります
陸からは後ろ向きなのでお顔は見えないのが残念
1972年に建立されたそうです
豊後国伊美村出身で、もとは指物師であったが、17才の時に坐り相撲で誤っ て友人を死なせてしまい、その影響で仏門に入ったと言われています
僧清虚は天保年間に高野山へ向かう際、この海の難所で船客が数珠を手に念仏を唱えている姿を見て何とか人命を救おうと燈明台を建て、火を炊き続ける事を決心しました
船頭に頼み浜に上陸し、山の中腹にて13年間雨の日も風の日も読経とともに燈明の火を絶やさず焚き続けたそうです。
清虚は日中の托鉢で得た糧は焚料にし、1日1食の生活を続けました
清虚は74歳でこの世を去りましたが、村人によりその後も焚き続けられたそうです
明治5年に部埼燈台が出来て燈明台の役目も終わったそうです
部埼灯台の敷地に記念のモニュメントもあります