若松北海岸(モノローグ後編)
■ 時風856 ■ 2013-03-14 ■ 投稿者: yayori
ひとしきり、波打ち際でのひと時を過ごしたあと、
水平線の方を見ると、ひときわオレンジ色にかがやき、あたりは、夕暮れに包まれていました。
足元に寄せてくる波が、さっと引き、また足元に。
この繰り返しが、砂浜の方に岸に近づいているかのようで、一足、また一足と、足を後退させ、
それでも、寄せる波の近くから離れたくなくなるような、不思議な心地よさが身を包んでいました。
水平線の方を見ると、ひときわオレンジ色にかがやき、あたりは、夕暮れに包まれていました。
足元に寄せてくる波が、さっと引き、また足元に。
この繰り返しが、砂浜の方に岸に近づいているかのようで、一足、また一足と、足を後退させ、
それでも、寄せる波の近くから離れたくなくなるような、不思議な心地よさが身を包んでいました。