北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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三郎丸橋です

川巡り、橋巡り、神嶽川6

上三郎丸橋です
下金久田橋です
川は、緑橋を過ぎると小倉北体育館の裏から黒住町へ伸びていきます。
体育館裏の橋は、銘板のない名無し橋、そして、「三郎丸橋」(さぶろうまるはし、昭和43年竣工)「上三郎丸橋」(かみさぶろうまるばし、昭和48年竣工)「下金久田橋」(しもかなくたばし、昭和48年竣工)「金久田橋」(かなくたばし、昭和40年竣工)と続きます。
「三郎丸橋」は、三郎丸、熊本、神岳と続く、県道265号線上にあり、比較的に交通量も多く、橋は化粧直し(改修)が行われたようで銘板は綺麗です。その銘板によれば川の名は「緑橋」とおなじ「ながぞえがわ」です。
しかし、続く「上三郎丸橋」「下金久田橋」に記された川の名は「かんたけがわ」です。そして、三郎丸から黒住町、黒原へ繋がる道にある次の「金久田橋」に記された川の名は漢字で「永添川」とあります。
つまり、欄干に記される川名が正しいとすれば、「神嶽川」、「ながぞえがわ」、「神嶽川」、「永添川」と名前が変わるのです。
神嶽川の謎は、川の名がくるくると変わることです。国土地理院の記述はどうなっているのでしょうか。
これまでの橋巡りから、橋や川の名は普段、地元での呼称を記すことが多いと聞きます。おそらく、地元の方はメディアドームあたりで、神嶽川と呼んだり、永添川と呼んだりしているのではないでしょうか。そして、「金久田橋」を超えると神嶽川でなく、永添川と呼ばれていると・・・思われます。
加えて、残念ながら、長添川の記述はなく、「長添川橋」と名付ける時、「永」でなくなんで「長」なのかは謎のままです。おじさんの推理は『担当者がたまたま間違っただけ』だと・・・・