北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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くきのうみ花火の祭典

梅雨明けが待ち遠しいと感じるこの頃、
平成26年7月18日金曜日の朝、
窓の外に、水色の空が大きく広がっていて、
なんだか、わくわく・・。
この日は、“くきのうみ花火の祭典”の開催日です。
夕暮れの洞海湾は、うっすらとした雲に覆われ、
西から東へのおだやかな風が流れ、
家族連れ、カップル、その他大勢の人が、
交差するように行き交う姿ばかり。
空の色が、深いブルーに染まりはじめ、
会場に設けられた大型スピーカーから
“Jazzy”で、“Mellow”な、甘いリズムが、
スローテンポで、心地よい雰囲気を奏でます・・。
あたりが、一瞬の静寂に包まれた午後8時、
それまでの風が消え、
“ド・ドーン”と勢いよく花火が上がりました。
花火の本数が、昨年よりも1,000発増え、
5,000発となった大輪の花々は、
地響きのような大きな音と、あざやかな光を広げ、
夏の到来を知らせ、
咲いては消え、咲いては消えを繰り返しながら、
どこか別の場所へと、散ってゆきました・・。