八剱神社の大銀杏
■ 時風2322 ■ 2014-10-17 ■ 投稿者: 古道研究会
遠賀川の畔には八剱(ヤツルギ)神社という小さなお社がありますが、その境内には大きな瘤を抱えた推定樹齢1900年という大銀杏が
立っています。 日本武尊(ヤマトタケルノミコト)お手植えの伝承を持つこの銀杏は、地上2m程の所から大きく4本の幹に分岐して、傘を広げたように四方に伸びています。
その昔、九州の熊襲討伐に向かう日本武尊は、途中この地に滞在旅の疲れを癒していましたが、ある時、砧(キヌタ:布をのせて叩く木の台)を打つ音に惹かれて一軒の家を訪ねますと、美しい女性が一心に砧を打っていました。 いつしか二人は契りを結びますが、尊が熊襲を平らげて この地に戻ってきたときには姫は身重になっていました。尊は別離を惜しみながら、二人の契りの想い出にと一本の銀杏の木を植えられ都へ帰っていきますが、その時の銀杏がこの大銀杏と伝えられ、この木にまつわる尊と砧姫の悲恋物語として語り継がれています。
立っています。 日本武尊(ヤマトタケルノミコト)お手植えの伝承を持つこの銀杏は、地上2m程の所から大きく4本の幹に分岐して、傘を広げたように四方に伸びています。
その昔、九州の熊襲討伐に向かう日本武尊は、途中この地に滞在旅の疲れを癒していましたが、ある時、砧(キヌタ:布をのせて叩く木の台)を打つ音に惹かれて一軒の家を訪ねますと、美しい女性が一心に砧を打っていました。 いつしか二人は契りを結びますが、尊が熊襲を平らげて この地に戻ってきたときには姫は身重になっていました。尊は別離を惜しみながら、二人の契りの想い出にと一本の銀杏の木を植えられ都へ帰っていきますが、その時の銀杏がこの大銀杏と伝えられ、この木にまつわる尊と砧姫の悲恋物語として語り継がれています。