黒崎祇園は岡田神社、春日神社、一宮神社の氏子によって古くから行われている祭礼です。祇園に繰り出す山笠は人形飾山ですが、お汐井とり行事だけは笹山笠で行われています。笹山笠は最上部に笹を立て、その四方を杉勾欄、梵天、幕で飾り、藤田山笠は四隅を楯または唐扇を、熊手山笠は弓をつけます。
御神幸に随従する山車、鉾、山笠などは、もともと神依り木(依代)の観念に発するもので、初期のものは樹木などを用いた簡素なものでしたが、のち風流の影響を受けて今日みられる様々な形式のものへと変化したのです。従って黒崎祇園がお汐井とり行事の時だけとはいえ、笹山笠という「山」では初期のものに属する形式を残していることは貴重です。笹山笠は、昭和43年に県無形文化財、昭和51年に県無形民俗文化財に指定されました。
旧来、黒崎祇園山笠は、「けんか山笠」ともいわれ、車輪を軸に曳きまわす様は見る者の血を沸かせます。
日程 | 7月18日(金曜日) 18時~21時 前夜祭(山笠競演会) 子ども笹山笠参加、黒田官兵衛・長政はじめ黒田二十四騎武者行列 会場 ふれあい通り(黒崎駅前) 7月19日(土曜日)、20日(日曜日) 街中巡行 7月21日(月曜日) 14時~17時 太鼓競演会 会場 黒崎ひびしんホール(入場無料) 7月21日(月曜日) 19時~20時30分 解散式(フィナーレ) 会場 ふれあい通り(黒崎駅前) |
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